2011年02月21日

手触り

 こないだの帰省の時に実家近くの本屋で買った文庫本を読み終えました。その本屋は国道沿いの商店街にありますが、商店街は年々寂れていくばかり。帰省の時ぐらいは地元の商店で買い物を、と心掛けていますが、服でも本でもなかなかこれという物がないので、のん気なウインドウショッピングになる事もしばしば。その国道の隣りの通りにアーケードの商店街もありますが、こちらも同じように閉じっぱなしのシャッターが増加傾向です。空いた店舗で何か地域活性化の新しい試みのような場所もできたりしていますが、いかんせん通りが寂し過ぎる。それにしても、平日昼間の人通りの少ない商店街に、何故ヒップホップやR&B(しかも洋楽)を流してしまうのか。年配の人のほうが多いし、そこは歌謡曲や演歌でええのになぁと思う。それかもう俺の歌でええと思う。

 それはさておき、実家徒歩圏内で一番大きなその本屋は、僕が高校時代こっそりとアイドル写真集を買い込んだ場所でもあります。しかし、慣れ親しんだ写真集の棚はもう見当たりません。売れない時代なんでしょうか。その本屋はなかなかアグレッシブな陳列をしており、店の中央の雑誌のコーナーに結構ハードめのエロ本が堂々と置かれています。ビニールかぶったそういうのが、映画雑誌や音楽雑誌、ファッション誌なんかと肩を並べています。その光景は僕が小さい頃からちっとも変わっていません。そこに関しては需要があるのかどうなのか。

 文庫本のお会計を済ませ、通り裏の映画館を横目に海岸通りへ抜けます。映画館ではロードショーがやや変則的なスケジュールで上映中。建物の前には何故か二宮金次郎風の石像が。立て札には「にのみやくん」と書かれています。もはや何にも関係ありません。小雨がぱらつき出したので急いで家に帰りました。僕の実家のすぐ近くにもう一軒映画館がありました。僕が初めて映画を観た場所で、二階席は畳敷になっていました。今はもう閉館し取り壊されてマンションが建っています。ちなみに、買った文庫本は椎名誠の『草の記憶』。少年時代の思い出を基にした小説です。泥だらけで汗まみれだったあの頃の手触りがよみがえってくる小説でした。

nino
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2011年02月14日

悶々再会


IMG_9621.jpg 昨日は仕事終わりに新宿のライブハウスたかのやへ。悶々シンガーソングライター、池内陽子さんが、1年5ヶ月ぶりに東京で歌うというわけで、電車をとばして駆けつけました。

 一曲目の「真夜中の歌」は聴き逃してしまいましたが、二曲目から何とか間に合いました。久しぶりで緊張する、なんて事をオイケさんがMCで話していましたが、そういやいつもそんな事言うてたような気がしたり。短調の女っぷりは健在で圧倒的な情念の迫力でした。東京を離れ、姫路で妻となり母になったオイケさん。赤ちゃんがお腹の中にいる時に作ったという「美しい日々」がとても印象的でした。とても美しいメロディ。美しい歌です。

 旦那さまとオイケJr.こと由希子ちゃんにも会えました。何故か「杉浦くん」で泣き出す由希子ちゃん、可愛かったなぁ。

 ステージでの池内陽子さんは静かに優しく、そして強く燃えている火のようでした。最後の曲は「太陽」。久しぶりに生の歌を聴くことができてよかったです。

 終演後はオイケさんと、あとは客席に来ていたこれまた久しぶりの方々としばし談笑。寒い新宿のあったかい夜は更けていきました。またご一緒したいなぁとか、俺の新しい歌も聴いて欲しいなぁとか、そういう感覚になる仲間というのは大切だなと思いました。オイケさん、バレンタインのもんもんチョコ、ありがとうございました。また会いましょう。

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2011年02月12日

雪の伊吹山〜雪の東京

IMG_1087.jpgあ、ホンマに降っとるんや。というわけで、やたらめったら寒い品川のプラットホームに着きました。滋賀もたいがい寒かったけど、雪が舞うだけあって東京もかなり寒い。

昨日は滋賀県米原市ルッチプラザのスタジオ310にて行われたライブに出演してきました。友人のミュージシャン、岡田健太郎さん、通利さんのイベントに参加です。お二人、ありがとうございました。2/5の千駄木ペチコートレーンでのライブをほぼおさらいする感じで、わりとガッツリ演奏させてもらいました。今回のライブは地元の方にたくさんご来場いただきました。控えめに体を揺らしながら、ニコニコしながら聴いてもらえると、歌っていても本当に嬉しくなります。皆さん、ありがとうございました。

音楽的な価値観の近い人たちとご一緒するのはとても楽しい事で、だからこその緊張感もあるわけですが、刺激や充実感もひとしおです。健太郎さんとの共作シリーズ『往復書簡』も、もっともっと濃いものにしていきたいなぁと思います。

先週末の千駄木ライブに始まり、帰省も兼ねた関西遠征で2度のライブにも出演させていただいて、とても愉快な西行きになりました。お世話になった方々、ありがとうございました。また歌いに行きます。友達連中も、ありがとうございました。また土産話を持って帰ります。

今日も東京は雪がちらついています。

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2011年02月10日

京都〜彦根〜村居田

IMG_0819.jpg2/9、京都木屋町モダンタイムスにて「スローミュージック」に出演してきました。今回もバラエティに富んだ出演者の皆さんの中で、楽しく歌ってまいりましたメニューはこちら。

1. 小田急線
2. 三鷹台
3. 小さな君を背負って帰る
4. インコ
5. あなたといたいの

お集まり頂いた皆さん、ありがとうございました。大いに泣き笑い出来ました事を心から嬉しく思っております。あたたかく見守って頂いて、ほんとにもうほんとにもう。ほんとに。感謝。

で、食べてきました、オムライス。あー、満腹。ごちそうさまでした。

さて、本日は米原市に来ております。岡田音楽事務所にお邪魔して、明日のリハ、そして浅井で風呂、あとはあったかくして寝るだけですら。そんな明日のライブはこんな感じ。

★2月11日(金・祝) 滋賀県米原市ルッチプラザ・スタジオ310
岡田健太郎 通利 アコースティックコンサート「冬のうた」
open 13:00/start 14:00/¥2000
♪お二人のコンサートにゲスト出演します
http://family-web.jp/

何やら雪の気配も感じられますが、お近くの方はぜひ遊びにいらして下さい。

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2011年02月09日

舞鶴〜京都

IMG_0135.jpg手の届く所に食べ物がある。それが実家。そこそこたらふくな生活です。日のほとんどを、散歩かおばあちゃんの話し相手になることで過ごしています。昨日はおじいちゃんの墓参りへ。帰省の前まで降っていた雪はまだまだ残っていて、お墓まで辿り着くのにひと苦労でした。帰り道、図書館に寄って、舞鶴の近代化遺産というような本を手に腰を下ろします。なんだか猛烈な睡魔に襲われ、夢の中でホフマン窯や赤レンガを歩いていると目が覚めました。改めて本を流し読みしてから帰宅。夜は、年末に結婚したばかりの友人夫婦と、いつもの同級生とで飲み会へ。おおかた相変わらずの話と、少しずつ新しい話。こうして人が繋がっていくことで、少しずつ広がっていく世界。新婚の友人夫婦が幸せそうで何よりでした。友人の使う「嫁さん」という言葉への憧れ。

さてさて、今日は京都木屋町でライブです。午後には実家を離れます。お別れの時はいつもおばあちゃんが寂しがってくれるわけですが、その寂しがり度合いが年々強くなっていくように感じられます。泣き出しそうな勢いの時もあったりして。そんな大げさな、と思う所もありますが、僕や、おばあちゃんと一緒に暮らす親ですら計り知れない、何か感じる所があるのかなぁとも思うんです。だいぶ頭と体はゆっくりになったおばあちゃんですが、90を過ぎても相変わらず食欲は旺盛です。僕がいつか嫁さんを連れて帰るまでは元気でいて欲しいものですが、なんか心配しなくても大丈夫な気配。

そろそろ荷物の準備をしなければ。


〜ライブのお知らせ〜
★2月9日(水) 京都木屋町モダンタイムス
『スローミュージック』
open 18:00/start/19:00/¥1000(1ドリンク&1フード付き)
♪フチモトリョウは21:00〜演奏
http://www.mtimes.jp/

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2011年02月07日

千駄木〜彦根〜舞鶴

IMG_4396.jpg2/5、千駄木はペチコートレーンにて歌ってまいりました。『往復書簡〜二人のシンガーソングライターと一人の詩人による相互歌詞提供作品を中心に〜』、という何だか仰々しいタイトルでしたが、とても和やかで楽しいイベントでした。まずは第一部。健太郎さんのソロ2曲に続いて僕も2曲。

「日暮里」(詞曲・岡田和宏)
「三鷹台」(cho. 健太郎)

そしてここからお互いの歌詞に曲を付け合う「往復書簡」スタート。健太郎さん作詞の「辞書が欲しい」と僕が作詞した「はなうた」を、それぞれが作曲したバージョンで続けてお送りしました。同じ歌詞でも作曲者によってこうも違うのか、という所をお見せできたかと思います。

休憩を挟みまして、第二部は、円城未帆さんの詩の朗読からスタートです。静かな落ち着いたトーンの朗読で、丁寧に詩の世界を届けてくれる円城さん。瞬間を細密に切り取るような円城さんの詩が僕も好きです。というわけで、朗読に続いては、僕が円城さんの詩に曲を付けた「青いかさ」を歌いました。

そして健太郎さん登場。ここからはまた共作の歌を演奏です。

「なんでやねん そらそやろ」(詞・健太郎/曲・フチモト)
「ベンジャミン」(詞・フチモト/曲・健太郎)
「東西線」(詞・フチモト/曲・健太郎)
「僕と君とニシムラ君の結婚式」(詞・健太郎/曲・フチモト)
「あじさい」(詞・フチモト/曲・健太郎)

普段のライブではやらないような問題作(?)的歌詞もあり、愉快かつ自分としても興味深いステージでした。今回はお互いに完全な詞先行という作り方をしたわけですが、自分で曲を付けなくてもいいという、ある種の無責任さ、気軽さで歌詞を書くことができました。そうすると結構自由に表現できるもので。さらには、曲もまた普段と違うものが出てきたりと、とても刺激的な試みでした。特に健太郎さんからは、まさになんでやねん みたいな詞がよく送られてきたんですが、もうええかかって来いってな気持ちでメロディをひり出しました。これは純粋に楽しい時間です。

アンコールをいただき、僕は昨年の健太郎さんの結婚式で披露した「あなたといたいの」、健太郎さんは「校庭」を演奏してお開きとなりました。ご来場の皆さん、ありがとうございました。

ぜひ今後とも続けて行きたい企画です。さらには、いろんな人とこうした交流ができたら面白いなと思っています。この日のために「なんでやねん そらそやろ」と「青いかさ」を収録したCD-Rを準備しました。ライブにご予約いただいた方には差し上げております。しばらくは持ち歩いておりますので、よかったら気軽に声をかけて下さい。


さて、昨日は健太郎さん夫妻の車に乗っけてもらって彦根までやって来ました。そして今、故郷舞鶴に向かっております。雪がまだちらほら残ってますねぇ。しばらくのんびりした後、今週は京都と滋賀で歌います。

★2月9日(水) 京都木屋町モダンタイムス
op.18:00/¥1000(1フード&1ドリンク付き)/♪フチモトリョウは21:00〜演奏
★2月11日(金・祝) 滋賀県米原市ルッチプラザ・スタジオ310
op.13:30/st.14:00/¥2000
♪岡田健太郎・通利アコースティックコンサートにゲスト出演

お近くの方はぜひ遊びにいらして下さい。お待ちしております。

トンネルと圏外に囲まれた線路は、故郷へと続いて行きます。

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2011年02月05日

往復書簡

IMG_2702.jpgさて、今から千駄木はペチコートレーンにてライブです。岡田健太郎さん、円城未帆さんと三つ巴の素敵なイベント。昨年から行ってきました、健太郎さんとの共作の歌を中心に歌います。詩の朗読で参加する円城さんの作品にも、曲を付けて歌います。千駄木の町をちろちろ歩いてみましたが、こんなええ感じタウンやったんですね。小さい路地、坂道、商店街。今日はあまり寒くないですが、ますますほっこりした夜になりそうです。

posted by fuchimotoblog at 18:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする